みみ・はな・のど 名東ファミリークリニック
  • 耳鼻咽喉科
  • 漢方内科
  • 名古屋市名東区猪子石2丁目201番
  • 052-769-1381
名古屋市名東区にて耳鼻科・漢方内科を女性医師が診療する「みみ・はな・のど 名東ファミリークリニック」についてご案内します。
守山区、長久手町、尾張旭市からも通いやすい耳鼻咽喉科クリニックです。

教えてドクターQandA

1月21日、中日新聞市民版の教えてドクターQand Aに当院が掲載されました。

掲載内容

風邪をひきました。家に葛根湯があったのですが、どのようなタイミングで内服したら一番効果がありますか?

漢方学的に風邪は体表から入り、治療しなければ身体の内側(漢方学では裏)に向かうと考えられています。風邪が体表に存在する時は、風邪の早期で悪寒(特に後背部)、頭痛、発熱、関節痛が見られ、葛根湯が著効する時です。この期間は一般的に非常に短時間です。葛根湯は身体を温め、発汗を促し、病邪を身体から排出する薬なので、風邪の早期でも発汗していたり、上記以外の症状であれば葛根湯の適応はありません。もちろん、咽頭痛や咳、胃の不調は風邪が体表から内(裏)に入ったサインなので葛根湯の内服する時期ではないと考えます。こういった時期にクリニックを受診されることは少ないため、あまり外来で処方されることはありません。風邪のひき始めに葛根湯とよく言われますが、内服するタイミングを見極めることによって、風邪を悪化させずに治癒させることができるよい薬なので是非、手持ちとして常備して適切に内服して頂きたいと思います。